酒と煙草と○○

酒と煙草と珈琲と妻とミニチュアダックスとHM/HRをこよなく愛するIT戦士の記録

我が友Emacsに寄せて

めっきり寒くなってきました。

今日はとうとうダウンを着てお出かけしました。

 

さて、今回は技術的なお話。

といっても昔話中心です。

 

 

今の会社に入ったら開発端末がUbuntuでしかも自作PCという、如何にも技術者魂をくすぐるじゃありませんか。

Javaを使ったGAE開発なのでほとんどはEclipseで済んでしまうんですが、せっかくのUnix生活ですもの、いろいろチューニングをして俺色に染め上げるってのがIT戦士の矜持ってもんです。

で、最新号のSoftware Designの特集がEmacs

もうね。久しぶりに血が沸きましたよ。ええ。

 俺が就職したときはこんな時代。

 DOS: 5.0V

 Windows: 2.11

 Mac: 漢字Talk6?

 Sun OS: 4.x

 

古いですなぁ。

 

研修後、当時Windowsアプリを開発していた部隊に配属となったんです。

最初Winアプリの開発をCでやってました。

無事終わり、そのアプリのOS/2への移植も終わった後、別の部隊に配属になります。

そこがUnix部隊。

まだSunOS 4で、やっとSVR4系が出てきたかなくらいだったと思う。(1993年頃)

 

最初はノートPCからシリアルケーブルでログインして、当時会社に導入されたばかりの電子メールを使っていたな。

その時からMUAにNEmacs+MH を使ってて。

これがEmacsとの出会いになるのかな。

正確には10代でNEmacsも触ったことはあるんだけどはまらなかった。

 

その部隊でCであるものを開発することになるんだけど、開発端末としてSunのWorkstation(!)が割り当てられて、全部自分で管理しつつシステム開発をしてたんだよ。

 

当時Muleが出回り始めてて、先輩がこれ使えってんで、Muleを一晩かけてダウンロードしてmakeして、.emacs書いてなんてことをしていたの。

MailはMHを。

のちにMewを使って。

Newsはgnusだったかなぁ。

とにかく一日中Unixの中。

朝から晩までずっとEmacsの中。

2年間、正直とても居心地が良かったんでしょうね。

完全に体が覚えてしまってそれ以外を受け付けなくなってしまったのです。

これでもうEmacsなしではなにもできないおとこになってしまいます。

しかもキーボードの配列は英語。

 

無事開発も終わったころ

時代はWin95でいっきにインターネット全盛の時代に突入していました。

当然開発に使う端末もWin95やNT機になっていきます。

 

さぁ困った。

 

キーボードの配列からしてもう既に違う。

なぜCTRLが左小指の隣にないのか!

ESC遠いっ!

スペースバーちっさっ!

 エディタは?メールは?ニュースは?

もう苦労したもんです。

(普通のWinアプリでは満足できず…というより本来のパフォーマンスがでない)

 

でもだんだんとコードを書く仕事から仕様書を書く仕事にシフトしていきます。

それほど困らなくなってしまいます。

 

ほどなくして転職。

次の部隊はベンチャーで、HP-UX上でのとあるデーモン開発。

さぁ来ましたUnix

仕事は大変でしたが開発は楽しかったですね。

もちろんEmacs生活です。

 

その後別の部隊に配属されます。

ここでJava登場。

Java 1.2がでる直前に触りだして。

その時からVusial CafeなどのIDEでの開発になっていくんですが、当時のものは今のEclipseほど優秀ではなかったので、結局Emacs使って開発した方が俺的には良かったんです。

その頃にはMule for Windowsがあり、後にMeadowも出てきます。

WindowsのEmacsが俺を支えてくれました。

 

2006年からはまたコードを書く仕事から離れます。

2008年からは仕事から離れしばしの休憩。

2011年から再び戦士として立ち上がり今年新天地に移りました。

 

これで冒頭部分の環境の話に戻りますw

 

早速記事を読みながら一から.emacsを作っていきます。

もう.emacsじゃないのねほうほう。もう24?なんて驚きながらちまちま仕事の合間を縫って徐々に作っていきます。

楽しいのなんの!

一緒にUbuntuも色々チューニングをしていきます。

楽しいのなんの!!

 

まだまだ道半ばですが楽しく毎日仕事してます。

コードを書く仕事はやっぱり楽しいですね。

IT戦士で良かったと思う毎日です。

 

では、Happy Hacking